本論文は、日本のアニメビジネスの特性を分析し、その課題と解決策を論ず るものである。 日本のアニメは、高い制作能力と奥深い世界観を持ち、日本の代表的ポップ カルチャーのひとつとして、海外から高い評価を受けている。そして、こうし実はこれが「観光資源」としての「アニメ・マンガ」の可能性につ いて研究を始めるようになったきっかけのひとつなのです。 米国人向け「オタクガイド」 それからこれはもう10年近く前になるのですが、アメリカで発売された観光ガイドブッ クです。そうしたなか，アニメの舞台となった地域 を一部のアニメファンが観光し，情報をネッ ト上で公開することによって，追随的にその 地域にアニメファンが押し寄せる「アニメ聖 地巡礼」という現象が近年目立ち始めている．
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